5歳と1歳の子どもがいる我が家では、大量にあるおもちゃの置き場所に困っています。上の子は5歳にもなるとゲームやレゴブロックに夢中で、小さいころ大好きだったトミカには見向きもしなくなりました。
今までと違うおもちゃに興味を持つのは成長の証ですが、幼なかった頃を思い出すと少し寂しくなりますね。
第二子は女の子で、フワフワのぬいぐるみや、おままごとが大好き。上の子が使っていた男の子っぽいおもちゃには興味がありません。
そこで、上の子が使わなくなったおもちゃを処分しよう!と決意したものの…。おもちゃって素材がいろいろで、分別するのが意外と大変。
この記事では、おもちゃを捨てるときのポイントをまとめてみました。おもちゃを捨てるなんてもったいない!という人のために、捨てる以外の方法についても触れています。
おもちゃを手放すタイミング

子どもがまだ使うんじゃないか?勝手に捨てたら怒るんじゃないか?と躊躇していると、いつまでも捨てられません。思い切って処分する勇気が必要です。
子どもの意見を尊重して、「捨てても良いよ」と本人の了承を得てから処分しよう!というご家庭もあるかと思いますが、なかなか思い通りにいかないのが現状でしょう。
おそらく子ども本人に「このおもちゃ捨ててもいい?」とダイレクトに聞いてしまうと、「まだ使う!」と言われて一つも捨てられません。話して理解できる年齢であれば、子どもと約束をして、タイミングを決めて処分した方が良いと思います。
おもちゃが収納スペースに入らなくなったら
「もうおもちゃの箱がいっぱいだから新しいおもちゃを買えないよ~」と声をかけると、意外と簡単に使わなくなったおもちゃを手放してくれます。
おもちゃの置き場所がなくなったら古いのを捨てるだけなので、ルールとしてもシンプルで理解しやすいでしょう。
手放すおもちゃは親が選ぶよりも、自分で選んでもらった方が、後から「あのおもちゃどこ行った?」と聞かれなくて済みます。
入学や進級に合わせて
保育園から小学校に上がるタイミングや、学年が変わるときに、おもちゃを見直すのもおすすめです。節目として、「一つお兄さん・お姉さんになるから、もう使わなくなったおもちゃは捨てよう」と提案しやすい時期です。
そのほかに、誕生日とかクリスマスに新しいおもちゃをたくさんもらったときも、古くなったおもちゃを処分する絶好のタイミングでしょう。
大掃除のときに
衣類の整理術で「1年間着なかった服は処分する」という方法があるように、おもちゃも「1年遊ばなかったら捨てる」と決めて、年末の大掃除のときに処分してはいかがでしょうか?
いざおもちゃを捨てようと思っても、分別するのが手間で億劫になってしまいますが、大掃除はゴミがたくさん出るので、ついでに不要なおもちゃも捨てやすいでしょう。
我が家のおもちゃ処分ルール

我が家では、上の子が4歳のときからおもちゃの処分ルールを決めています。
- 新しいおもちゃを買うときは、古いおもちゃを捨てる
- 新しいおもちゃ1個に対して、捨てるおもちゃは3個
- 捨てるおもちゃは自分で選ぶ
新しいおもちゃを1個買って、古いおもちゃを1個捨てても、結局おもちゃの数は減ってないんですよね。なので、我が家では古いおもちゃを3個捨てることにしています。
新しいおもちゃを2個もらったら、処分するおもちゃは6個です。
上の子の赤ちゃん返りでお困りのときはこちらを参考にしてください↓
いらなくなったおもちゃの捨て方

おもちゃをゴミとして捨てるときは、分別に気をつけましょう。おもちゃの中にはパーツがたくさん使われているものがあったり、大きいものがあったりして、そのままでは捨てられないことがあります。
自治体にゴミとして出す
おもちゃは基本的にゴミとして出せますが、自治体によってルールが異なるので、お住まいの地域の基準に従ってください。
木製や布製のおもちゃは、燃えるゴミとして捨てられます。ぬいぐるみや積み木などは、燃える素材だけで作られているので分かりやすいでしょう。
プラスチックや金属が使われているおもちゃの捨て方で迷ったら、自治体のホームページで分別方法を確認してみましょう。
プラスチック製のおもちゃは可燃ゴミで捨てられる
ブロックなどプラスチック製のおもちゃは「プラスチック製品」として、燃えるゴミで回収する自治体が多いです。電池式のおもちゃは、電池を抜いてから捨てましょう。
プラスチックゴミの回収日を設けている自治体もありますが、これは「プラスチック製容器包装」を対象としたもので、プラスチック製のおもちゃは対象になりません。
ただし、一部の自治体では、「プラスチック製品」と「プラスチック製容器包装」を資源ゴミとして一括して回収する取り組みが始まっています。
その場合は、プラスチック製のおもちゃをプラスチックゴミとして出せるので、お住まいの自治体の分別ルールを確認してみてください。
また、プラスチック製品を燃えるゴミでもプラスチックゴミでもなく、不燃ゴミとして回収している自治体もあります。
出典:市区町村によるプラスチックの分別収集・リサイクル|環境省
電池は抜いてから捨てる
電池が使われているおもちゃは、捨てる前に電池を抜くのを忘れないようにしましょう。
使用済みの電池を絶縁せずにまとめて袋などに入れておくと、発火する可能性があるので、注意してください。電池を外したら、端子部分にセロハンテープを貼って、電流が流れないようにします。
乾電池は不燃ゴミではなく、有害ゴミとして回収日を設けている自治体が多いので、自治体のルールに従ってください。専用の回収箱を設置している自治体もあります。
ボタン電池や充電池は、ゴミとして出せないので、家電量販店や小売店に設置されている回収BOXに入れましょう。
金属が使われているおもちゃは不燃ゴミ
ミニカーやラジコンなど、金属が多く使われているおもちゃは、不燃ゴミとして捨てましょう。電池が取り外せないおもちゃも、不燃ゴミに該当します。
プラスチック製のおもちゃでも、金属部品がたくさん使用されている場合は不燃ゴミです。
分解できない大きいおもちゃは粗大ゴミ
小さく分解できるおもちゃ以外の大きなゴミは、粗大ゴミとして捨てるように指定されています。基準は自治体にもよりますが、だいたい30cmを超える大きさのおもちゃは、粗大ゴミ扱いになることが多いでしょう。
すべり台やジャングルジム、ブランコなどは、バラしてもパーツが多いため、粗大ゴミになるケースがあります。
粗大ゴミを近隣の処理場に自分で持ち込むときは、重さに応じて処分料が発生します。また、自治体に回収を依頼する場合は、電話やインターネットで受付できますが、粗大ゴミの処理券を購入する必要があります。
処理券は粗大ゴミの種類や大きさによって値段が異なり、ゴミ一つにつき処理券が一枚必要なので、ゴミの数が多いほど処分費用が多くなるでしょう。
捨てる以外にも処分方法はある

あまり傷んでいないおもちゃや、思い入れのある品を手放すのはもったいないと考える人もいると思います。そんなときは、次に紹介する方法で再利用をしてみてはいかがでしょうか。
リサイクルショップに持ち込む
中古買取店やリサイクルショップに使わなくなったおもちゃを持ち込むと、その場で査定してもらえて、すぐ現金に換えられます。ただし、状態が悪いと買取不可で持ち帰らなければならないケースもあるため、注意しましょう。
出張買取をしているショップなら、店舗まで出向かずに自宅で査定を受けられます。おもちゃを店に持って行く手段がない人は、出張買取のサービスを利用すると良いでしょう。ただし、買取できなかった場合は、出張料だけ払って終わりになってしまうこともあります。
ミニカーや戦隊ヒーローのおもちゃで、販売終了した商品などは、後から高値がつく場合があり、高価買取のチャンスです。
新品未使用のものや、傷みの少ないものは査定額が高くなる傾向にあるので、自宅に保管しているおもちゃで価値のつきそうなものがないか、探してみて下さい。
フリマアプリ・オークションサイトに出品する
インターネットのフリマアプリやオークションサイトを利用して、おもちゃを自分で売る方法もあります。出品金額を自分で決められるので、うまくいけばリサイクルショップに売るより高値が付く可能性も。
フリマアプリやネットオークションでは、以下のような手間がかかります。
- 出品準備:写真撮影、商品説明の文章を考える、価格設定
- 出品後:購入希望者からのコメントに返信する、値下げ交渉への対応
- 売れた後:商品の梱包、発送の手配
また、必ずしも売れるとは限りませんし、かなり値下げしてようやく売れるというパターンもあり、すぐに手放したい人には向いていません。
アプリの運営側によるサポートはありますが、基本的に個人間の取り引きになるので、トラブルが起こる可能性があるということは認識しておきましょう。
それでも、販売終了していて手に入りにくいおもちゃなどは高値が付きやすく、フリマアプリやオークションで売るメリットは大きいです。
新品未使用でなくても出品できますが、汚れや傷、使用感のあるものは写真・商品説明で正直に明記しておくと、後からトラブルになることを避けられます。
不用品回収業者に引き取りを依頼する
費用はかかりますが、不用品買取業者に依頼して、おもちゃを引き取ってもらうという選択肢もあります。分解できない大型のおもちゃを手放したいときや、おもちゃの他にも処分したいものがたくさんある場合は、不用品買取業者の利用を検討してみましょう。
分別しなくても引き取ってもらえて、なおかつ自宅まで回収に来てもらえるため、忙しくて時間がない人にぴったりです。
業者によって料金が違うので、いくつかの業者に見積もりを出してもらって、比較してみると良いでしょう。最近は、許可を得ていない回収業者から高額な処分費用を請求される事例が増えています。
自治体のホームページなどを調べて、一般廃棄物処理業の許可を取得している業者かどうか、チェックしてから依頼しましょう。
知人に譲る
小さい子どもがいる知り合いや親戚の家に、おもちゃを譲るのも一つの方法です。捨てるはずだったおもちゃで誰かが喜んでくれれば、それに越したことはありません。
SNSで、おもちゃの貰い手を募る人もいるようです。近隣に住んでいれば、待ち合わせて引き取ってもらうことが可能ですが、遠い場合は配送の手配をする必要があります。
寄付する
おもちゃの寄付制度があることをご存じでしょうか?一部の保育施設では、不要なおもちゃの寄付を募っている所もあります。
それ以外にも、NPO法人などでおもちゃの寄付を受け付けている団体があるため、興味がある人はインターネットで調べてみてください。おもちゃを寄付するときは、基本的に送料自己負担になります。
しかし、社会貢献として有益なことや、おもちゃを必要とする子どもたちに喜んでもらえるというメリットがあるでしょう。
下記におもちゃの寄付ができる団体の一例を紹介しているので、参考にしてください。
まとめ
おもちゃの処分方法で困ったら、まずは買い取りやフリマアプリなどでお金に換えたり、使いたい人に譲ったりして、おもちゃを有効活用しましょう。
引き取り先がなく、おもちゃを捨てる場合は、地域のゴミ捨てのルールに従って処分してください。
今は使っていないように見えても、子どもにとっては愛着のあるおもちゃかもしれないので、捨てる前に子どもの了承を得るのを忘れないように。おもちゃを捨てるときのルールを親子で話し合っておきましょう。