
季節の変わり目や空気の乾燥する時期になると、「のどがイガイガする」「声が出しづらい」といった違和感を感じることがあります。そんなとき、昔から親しまれている自然素材の一つがはちみつです。
この記事では、はちみつを使ったのどのケア方法や注意点、そして筆者が実際に試している「葛根湯&はちみつ100%のど飴」を組み合わせたセルフケアを紹介します。
はちみつがのどのケアに選ばれている理由

はちみつは古くから、のどをいたわるための自然なケアに使われてきました。食品として口にしやすく、やさしい甘さととろみがあるため、のどを潤すような感覚が得られる点が特徴です。乾燥を感じるときや、声を使う仕事をしている方のあいだでも親しまれています。
また、はちみつは保存性が高く、さまざまな飲み物や料理に加えやすいのも魅力です。「薬のように即効性があるわけではないけれど、のどをいたわる習慣として取り入れやすい」という声も多く聞かれます。
あくまで食品として楽しみながら、のどの乾燥をやわらげるサポートに取り入れるという考え方が自然です。
はちみつを取り入れたのどのケア方法

はちみつは特別な道具がなくても簡単に取り入れられます。のどの調子が気になるときには、次のような方法で活用してみましょう。
①ティースプーン1杯をそのままなめる
乾燥を感じるときに、少量を口に含むだけでも口の中が潤うような感覚があります。
②白湯やお湯に溶かして飲む
温かい飲み物に混ぜると、やさしい甘みが広がりリラックスしやすくなります。冷たい飲み物よりも、お湯のほうがのどにやさしく感じられるでしょう。
③レモンやしょうがを加えてアレンジ
香りや酸味をプラスすることで飲みやすくなるほか、気分転換にもなります。はちみつはあくまで食品ですので、日常のセルフケアやリラックスの一環として取り入れるのがポイントです。体を温めるなら、ホットのほうじ茶もおすすめですよ。
筆者の体験談:葛根湯とはちみつ100%のど飴を組み合わせたセルフケア

筆者自身、季節の変わり目や寒暖差が大きい時期になると、のどの違和感を感じることがあります。そんなときに続けているのが、葛根湯を飲み、はちみつ100%のど飴をこまめに舐めるという習慣です。
「ちょっと寒気がするな〜」「のどがイガイガし始めたな〜」と思ったら、すぐに葛根湯を飲み、はちみつ100%のど飴をゆっくり舐めるようにしています。
子どもの頃から風邪を引くとのどの調子を崩しやすかったのですが、「葛根湯+はちみつ100%のど飴」を取り入れるようになってからは、のどの違和感を感じたとき早めに対処できるようになりました。
また、はちみつ100%タイプは香料や添加物が少ないため、刺激が少なくやさしい甘さで続けやすい印象があります。もちろん、これはあくまで筆者個人の感想であり、誰にでも同じように感じられるとは限りませんが、「自分に合ったケアを見つけることの大切さ」を実感した経験です。
はちみつを使うときに気をつけたいポイント

はちみつは手軽に使える食品ですが、いくつか注意しておきたい点もあります。
①1歳未満の乳児には与えない
ボツリヌス菌が含まれている可能性があるため、乳児には与えないよう厚生労働省も注意喚起しています。
②摂りすぎに注意する
はちみつは糖分を多く含むため、健康のためにも摂りすぎは控えめに。1日あたりティースプーン1~2杯程度が目安とされています。
③症状が強い場合は医療機関へ
はちみつはあくまで食品であり、医薬品のように症状を治すものではありません。痛みや違和感が続くときは、早めに医療機関に相談しましょう。
無理なく続けられる「のどケア」のコツ

のどの調子を整えるためには、日常の小さな工夫も大切です。たとえば、次のような方法を意識してみるのもおすすめです。
- こまめに水分補給をして、口やのどの乾燥を防ぐ
- 加湿器やマスクを活用して、空気の乾燥をやわらげる
- 温かい飲み物やはちみつを上手に取り入れて、のどをいたわる
特に冬場は暖房をつけていると、気づいたら部屋の湿度が20%台まで下がっていることもあり、とても乾燥します。筆者は冬になると加湿器を稼働させて、湿度が50%くらいになるように調整していますよ。
「何か特別なことをする」というよりも、日々の生活の中で続けやすいケアを意識するとよいでしょう。冷え性でお困りの方はこちらも参考にしてください。
はちみつを上手に取り入れて、のどをやさしくケアしよう

はちみつは、昔から親しまれてきた自然の甘味料であり、のどをいたわる習慣の一つとして取り入れやすい食品です。乾燥する季節や声をよく使う日には、白湯やお湯にはちみつを加えるなど、日常の中で無理なく続けられる方法を見つけてみましょう。
筆者のように、葛根湯やはちみつ100%のど飴を組み合わせたセルフケアも一つの工夫です。自分に合ったペースで、のどをやさしくいたわる習慣を続けていきたいですね。



