二人目の出産準備に必要なものは?お下がりor買い足すアイテムの見極め方

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二人目の出産準備は、上の子がいるので想像以上に慌ただしくなります。生まれてくる赤ちゃんのためのグッズを用意するだけでなく、入院中の上の子の預け先も考えなければなりません。「出産準備はいつ頃始めればいい?」「急にお産が始まったらどうすれば良い?」といった不安を抱えるママも多いでしょう。

二人目の出産を控えたママは、出産に向けて準備するアイテムや、産前産後のサポート体制を早めに手配しておくのがおすすめです。

二人目の出産準備を始めるタイミングは?

ソファに座る笑顔の妊婦

二人目の出産準備は、妊娠6か月~8か月くらいに始めるママが多いようです。つわりがおさまって体調が安定してくるタイミングであるのと、赤ちゃんの性別が分かってからの方がベビー用品の準備をしやすいというのが主な理由です。

上の子のお世話で忙しいママの中には、二人目の出産準備をつい後回しにしてしまうという人もいるでしょう。しかし、二人目の出産は一人目より早くなる場合があり、予定日に合わせて直前に準備を始めようと思っても遅すぎるかもしれません。

また、週数が進むにつれてお腹の中の赤ちゃんが大きくなり、ママの体の負担も増えるので、あまりお腹が大きくなり過ぎないうちに準備を進めた方が動きやすいでしょう。

二人目の出産準備品

赤ちゃんの積み木と靴下とミトン

二人目出産の場合、上の子が生まれたときに買ったベビー用品が使えるので、一人目よりも出産準備費用を安く抑えられます。準備を始める前に、上の子のお下がりでOKなものと新たに買い足すものをリストアップしておきましょう。

上の子のお下がりでOK

  • 哺乳瓶
  • 抱っこ紐
  • ベビーカー
  • 爪切り
  • ベビーバス
  • ベビー用の布団
  • おくるみ
  • 新生児用の肌着
  • ロンパース
  • おもちゃ

新生児用の肌着は着られる期間が短く、すぐにサイズアウトしてしまいます。新品を買うのはもったいないので、上の子が赤ちゃんのときに着ていたものがあれば下の子にも着せると良いでしょう。

ただし、生まれる季節が違ったり性別が違ったりする場合は、買い足しも必要です。お古のウェアはパジャマにして、お出かけ用の服だけ新調するのもおすすめです。

新しく買うもの

  • 新生児おむつ
  • おしりふき
  • ベビー綿棒
  • 赤ちゃん用洗剤
  • 哺乳瓶の乳首
  • 消毒液
  • ガーゼ

二人目の出産準備は、消耗品をメインに新しく揃えましょう。

二人目出産に向けて揃えておくと便利なアイテム

黄色いベビーバス
  • ベビーベッド
  • バウンサー(ハイローチェア)
  • バスチェア
  • 電動鼻吸い器

上の子がまだ小さい場合は、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせた方が踏まれる心配が少なくなります。

我が家は4歳差で下の子が生まれたので踏まれる心配はないかな?と思っていたのですが、上の子が暴れん坊で戦いごっこの最中に赤ちゃんの上に倒れこみそうになる瞬間が何度かあり、日中は下の子をハイローチェアに寝かせていました。

ベビーベッドやバウンサーは高だし使う期間も短いので、購入するのではなくレンタルという方法もあります。

バスチェアは上の子と下の子をママが一人でお風呂に入れるときに役立ちます。上の子を洗っている間に、下の子をバスチェアに座らせておくと安心です。

電動鼻吸い器は、赤ちゃんが風邪を引いたときの必需品です。上の子が保育園に通っていると頻繁に風邪をもらってきて下の子にもうつるため、鼻吸い器は大活躍しています。

耳鼻科や小児科で鼻水吸引をしてもらうこともできますが、そのたびに通院するのは大変。自宅に電動鼻吸い器が1台あれば、鼻が詰まって苦しそうなときにすぐ吸ってあげられます。

二人目の出産前にやっておくこと

洗濯して干されたベビー服

次は、二人目を出産する前にやっておくことを確認しましょう。出産予定日まで余裕があると思っていても、仕事に家事に上の子のお世話…と忙しくしているうちに、あっという間に出産の日が近づいてきます。早めに動いておくと安心でしょう。

お下がりのグッズや服の手入れ

上の子のお下がりを使う場合は、出産前にメンテナンスをしておきましょう。ベビーカーは赤ちゃんを座らせるシート部分のクリーニングに加えて、車輪が傷んでいないかチェックが必要です。

ベビー服や抱っこ紐も洗濯しておきましょう。出産後は赤ちゃんと上の子のお世話で忙しくなるし、赤ちゃんはあっという間に成長して大きくなるので、お下がりの服は生後6か月くらいのサイズまで洗って準備してあると楽です。

出産~産後の段取り

二人目の出産でママが入院している間、上の子のお世話をどうするか段取りを決めなくてはなりません。退院後もしばらくはママが新生児にかかりっきりになるので、周囲のサポートが必要でしょう。

パパに任せるのか、実家に預けるのか、ベビーシッターやファミリーサポートを利用するのか…。選択肢は色々あります。急にお産が始まっても大丈夫なように、事前に家族で協力体制を組んでおきましょう。

出産は予定通りにはいかないものです。我が家の子どもたちは予定帝王切開で手術日もあらかじめ決まっていましたが、2人とも手術の予定日より前に夜間に破水してしまい、どちらも緊急帝王切開でのドタバタ出産となりました。

急なお産に備えてシミュレーションしておけば、いざというときに慌てず対応できるでしょう。

入院の準備

臨月に入ったら、出産に向けて入院グッズを揃えます。入院に必要なものは産院によって違うので、説明を受けてから用意しましょう。二人目の出産は、おしるしや破水があってすぐにお産が進む場合もあります。

入院用のバッグを用意しておいて、すぐに産院へ向かえるようにしておきましょう。

チャイルドシートの取り付け

忘れてはならないのがチャイルドシートの設置です。出産後の退院時に車で帰る場合はチャイルドシートが必要です。上の子がまだ小さくてチャイルドシートを使っている場合は、新たにチャイルドシートを購入しなければなりません。

上の子のお下がりのチャイルドシートを使用するなら、きれいに掃除してから設置しましょう。

産前産後のサポートに登録

産前や産後に利用できるサポートを紹介します。急な出産や入院中の上の子のお世話に不安がある人は、利用を検討してみてください。

陣痛タクシー

陣痛タクシーは事前登録制で、妊娠中に氏名や住所、出産予定の病院を登録しておくと、陣痛や破水が起きたときにスムーズにタクシーで病院へ向かうことができます。

陣痛タクシーはドライバーが助産師から救命講習を受けていたり、座席のシートが防水使用になっていたりと、お産を迎えた妊婦さんが安心して利用できるサービスです。

登録料は無料で通常の運賃のみとなっているタクシー会社が多いですが、追加料金が発生しないか登録時に確認してみましょう。

ファミリーサポート

ファミリーサポートは子育ての援助を市区町村がマッチングするサービスで、援助を受けたい人と援助を提供したい人を自治体が仲介してくれます。会員登録制で、依頼会員がファミリーサポートセンターに申し込みをすると、援助会員を紹介してもらえます。

援助活動には保育園の送り迎えや放課後の一時預かり、買い物に出たいときに子どもを預かってもらえるといった内容があります。利用料金は市区町村ごとに異なるため、各地域のファミリーサポートセンターに問い合わせてみましょう。

※ファミリーサポートの概要はこちら

一時保育・学童保育

上の子が保育園に通っていなくても、出産のための入院時だけ一時保育で預けることができます。また、上の子が小学校に通っている場合は放課後に学童保育を利用する方法もあるでしょう。

ただし、急な出産になってギリギリで預けたいとなっても、空きがなくて断られてしまう場合があります。利用したい施設に事前に問い合わせて、早めに申し込みをしておきましょう。

食材宅配サービス

赤ちゃんは生後1か月くらいまで外出はできるだけ控えた方が良いと言われています。しかし、ママが周囲のサポートを受けられない場合は自分で買い物に行かなければなりません。

そんなときに便利なのが食材の宅配サービスです。生協やネットスーパーなどを利用すれば、注文するだけで食材や日用品を自宅まで届けてもらえます。

スーパーに買い物に行くより少し割高になりますが、新生児と上の子をママが一人で連れて買い物に行くのは苦労するので、ママの負担を減らすためにもおすすめです。

産後ヘルパー・ベビーシッター

産後ヘルパーやベビーシッターは民間で運営されているものと、行政から提供されているものがあります。サービスの内容もそれぞれ異なるので、どんなサービスが受けられるのか調べたり、担当者との顔合わせを済ませておくと良いでしょう。

【体験談】妊婦健診で異常が見つかり即入院に!上の子どうする?

花畑にいる妊婦

二人目の妊娠初期に妊婦健診で異常ありと診断され、即日入院になった私の体験談です。

妊娠初期には産院で血液検査があり、風疹やトキソプラズマ、B型肝炎など母体に問題がないか調べます。一人目の時は何も引っかからなかったので今回も問題ないだろうと楽観していたのですが、医師から告げられた結果は「Dダイマーの数値が高いです」というもの…。

医師からは、「Dダイマーとは血栓のリスクを表す数値で、Dダイマーの数値が高い=血栓ができている可能性がある」という診断を受けました。すぐに別の病院を紹介され、そのまま直行して脚のエコー検査を受けたところ、なんと本当に左足ふくらはぎに血栓が見つかったのです。

妊娠すると、母体は出産時の大量出血に備えるため、血がドロドロになりやすいそうです。それに加えて、つわりで吐き気がひどく水分をあまり摂っていなかったので、体内で血液が固まって血栓になってしまったのでした。

血栓は恐ろしいもので、もし血栓がはがれて血管を通り肺や心臓に到達すると、呼吸ができなくなり命にかかわる場合もあると…。そのため、すぐに治療が必要ということで大学病院に即日入院となりました。仕事はもちろん休まなければなりませんでしたが、一番問題になったのは入院中の上の子の世話をどうするか…ということです。

そのとき上の子は3歳で、保育園にまだ行っていませんでした。幸いなことに私の実家で両親と同居していたので、日中は両親に上の子の面倒を見てもらい、夜は仕事から帰宅したパパにバトンタッチするという形で何とか乗り切ることができましたが、私が2週間入院している間ずっと上の子に付き添っていた家族の負担は相当大きかったと思います。

私のように血栓ができて入院となるケースは少ないかもしれませんが、妊娠中は妊娠悪阻や切迫早産、妊娠高血圧などで急な入院を余儀なくされる場合もあります。ママが二人目妊娠中に突然入院したら上の子の面倒を誰が見るか、どのようなサポートが必要か…ということを想定して家族で話し合っておくと良いでしょう。

産後は上の子の気持ちに寄り添う

妊婦のお腹に耳を当てる子ども

産後は上の子にとっても大きな変化があります。赤ちゃんが生まれてくる前は楽しみにしていた上の子も、いざ妹や弟ができてみるとママが赤ちゃんにばかり構っていて寂しさやストレスを感じるでしょう。

二人目が生まれた後の上の子の心のケアについては、こちらの記事を参考にしてください↓

二人目出産に向けて準備を進めよう

歩道に置かれたベビーカー

一人目の出産を経験しているから二人目の出産準備は余裕!と思っていると、ギリギリになって間に合わず慌ててしまうこともあります。早めに動き出して二人目の出産に備えましょう。

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