保育園・幼稚園の入園に向けて準備を進める中で、入園時にかかる費用がどれくらいになるのか気になる人も多いでしょう。保育園・幼稚園の入園時に必要な費用の相場と、我が家の入園時に実際にかかった金額を紹介します。
施設の種類

保育施設にはいくつか種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
認可保育園
認可保育園は、児童福祉法で定められた基準をすべて満たす保育施設です。国や自治体から補助金を支給されているため、保育料は比較的低く設定されています。
保育料の金額は保護者の世帯年収などに応じて決まります。認可保育園に入れるかどうかは、自治体による選考で決定される仕組みです。
認可外保育園
児童福祉法の基準に満たない保育施設は、認可外保育園となります。国や自治体からの補助金を受けていないため、保育料は認可保育園と比べて高い場合が多いでしょう。
入園するための自治体による審査は無く、希望する保育園に直接申し込みをすることになります。
認可外保育園の中には、延長保育や休日保育に柔軟に対応したり、英会話やスポーツなど独自の保育サービスが充実している園もあります。
公立幼稚園
幼稚園は文部科学省の管轄で、満3歳から就学前までの子どもの教育を行う施設です。公立幼稚園は都道府県や市区町村などの自治体が運営しています。
公立幼稚園の数は少なく、地域によっては公立幼稚園が一つも無い場合もあるでしょう。
私立幼稚園
私立幼稚園は民間の幼稚園で、学校法人や宗教法人、社会福祉法人などが運営しています。特色ある教育を受けられたり、行事やイベントが充実しているのがメリットです。
認定こども園とは

我が家は子ども入園させるにあたって認可保育園を選択。申請用紙に第10希望まで園の名前を書いて自治体の審査を受けました。その結果、認定こども園への入園が決まったので、認定子ども園についても触れておきます。
認定こども園は、保育園と幼稚園の両方の役割を果たしている施設です。認定子ども園には4つのタイプがあります。
幼保連携型
幼稚園としての機能と保育園としての機能の両方を持っているタイプ。
幼稚園型
ベースは幼稚園であるが保育園としての機能も持っていて、保育が必要な子どものための保育時間を提供するタイプ。
保育所型
保育園がベースであるが、保育が必要な子ども以外も受け入れ、幼稚園としての機能を持っているタイプ。
地方裁量型
幼稚園や保育所などの認可がない地域において、保育・教育を一体的に行う施設。
入園時に必要な費用はどれくらい?

入園時に必要な費用には、以下のようなものがあります。
- 入園料
- 制服代
- グッズ代
施設によっては入園料が発生しない場合もありますが、入園料+制服代+グッズ代を合わせると5万円くらいになるのが一般的でしょう。ただし、私立幼稚園や認可外保育園で入園料が高いケースでは、10万円〜20万円ほどかかる場合もあります。
入園時に揃えるグッズ

- 制服・体操着
- 通園かばん
- 上履き・上履き入れ
- コップ・箸・弁当箱・弁当袋
- おしぼり・おしぼりケース
- 昼寝用の布団
公立だと制服や指定のバッグが無い場合もありますが、私立では制服代や通園バッグ代などがあり、入園グッズ代が高くなる傾向にあります。
入園時にかかった実際の金額

入園料はありませんでしたが、私立の子ども園だったので制服・体操着代や指定の昼寝用布団代が高くつきました。私服で通園する施設や、昼寝用布団の指定がない園なら、初期費用はもっと安く済むと思います。
保育園・幼稚園の入園後に月々かかる費用

- 保育料、授業料
- 教材費
- 延長保育料
- 給食費
満3歳以上なら、保育料は無償化のためかかりません。このほかに英会話やスイミング、リトミックなど独自のプログラムを導入している園はレッスン料が発生します。
入園準備を始める時期は?

入園前に準備するものは、入園する園によって大きく異なります。細かく指定される場合もあるので、入園先が決まって入園前のオリエンテーションや説明会を受けてからグッズを揃えましょう。
4月入園なら2月くらいに準備を始めるのが一般的ですが、同じ時期に入園グッズを買い求める人が多いため、品薄になるのが心配な場合は早めに動き出すと良いでしょう。
登園拒否が心配な方はこちらの記事を参考にしてください↓
入園費用がどれくらいかかるか確認しておこう

入園時に必要な費用は、入園する施設の種類や地域によって変わってきます。これから入園準備をする人は、入園先の説明会やオリエンテーションの内容をよく確認して入園に備えましょう。